ごあいさつ

東京ドルフィンクラブが1973年創立して以来、これまで、数えきれないほどの種目の進級テストが行われましたが、多くの子供達が一所懸命練習してきびしさやつらさを乗り越えて一つ一つ進級し、それぞれの子供達が定めた目標を達成して、巣立っていきました。

初めの頃の会員は、すでに大学を卒業して立派な社会人になりました。みんなスポーツで鍛えた丈夫な体とすばらしい心を備えた人間性豊かな人達ばかりです。

私達コーチは、水泳の指導を通じて人間形成に役立つこの仕事に誇りを感じています。

みなさんも一級に合格することを目標において頑張っていただきたいと思います。
一級になるためには、クロール、背泳、平泳、バタフライの四泳法をマスターしなければなりませんが、それは決して簡単ではありません。何度も、始めたら目標を立ててそれにむかって努力することが人間にとって必要であることは言うまでもありません。

スイミングクラブに入会する目的は人によっていろいろありますが、最も大切なのは、発達段階にある子供達がはじめて体験する練習におけるきびしさやつらさにくじけず、強くたくましい精神力を養う場として、目標に向かって頑張れる心を育てることにあります。

このように、スイミングクラブが、これからの未来がある子供達にとっての人間教育にすばらしい効果をもたらすためにも、目標をもって進んでいきたいと思います。これは私達コーチの願いでもあります。

みなさんも、何事にもくじけない強くたくましい精神力を養うために一級めざして頑張ろう。